ナツボダイジュ
Tilia platyphyllos · Malvaceae
見分けポイント
小枝が太く(2〜4mm)しばしば毛があること、葉裏に星状毛がないこと、花が大きく花序あたりの数が少ないことでフユボダイジュ(Tilia cordata)と区別する。
見た目
- 葉
- 葉は亜円形で6〜11×6〜10cm。表は濃い緑色でまばらな単毛があり、裏は中肋と脈腋に褐色の毛の房がある中程度の緑色。
- 花
- 直径12〜17mmの比較的大きな皿形の花が、垂れ下がる花序に3個(多ければ7個)ずつつく。
- 実
- 実は9〜12×8〜10mmの倒卵形で5本の稜があり、白い密毛に覆われる。壁が厚く木質。
- 樹皮
- 灰褐色の樹皮は、樹齢約30年から縦に四角く裂ける稜が発達する。
生える場所
- 自生地
- 中・南ヨーロッパを中心に、スウェーデン南東岸からバルカン・トルコ・ウクライナ南西部の山地まで広く自生。イギリスではイングランドとウェールズにまれに生える。
- 生態
- 主に石灰質土壌の森林に、標高1,500mまで生える。